筆者は台湾人女性と国際結婚をして台湾で生活をしています。
今回は台湾で生まれた子供の「出生届の提出方法」と「出産一時金」「児童手当」の申請方法について書きます。
台湾で出産を予定している方は参考にしてみて下さい。
台湾での出生届の提出は簡単!病院でもらった出生証明を出すだけ!
前回、「台湾の出産費用はいくら?定期検診、出産、検査入院は高いの?」の記事で「出産にかかる費用」について計算しました!
今回は、「出産後の話」です!
以下で、「出生届」ってどうするの?国からもらえる「補助金」っていくら?という話をします!
台湾での出生届の提出に関しては、
「戶政事務所」に行って手続きをするだけです!
ってことで、台湾での手続きはめちゃくちゃ簡単です。
問題なのは、日本での手続きになると思います。
日本での手続きに関しては、「出生証明」「出生証明の翻訳」「出生届」が必要になります。
子供が大人になった時(22歳前)に日本の国籍を選択できなくなってしまいます。
詳しい手続き方法に関しては省略しますが、特別難しい…ということはありませんでした。
日本に住んでいる親に、代理で手続きをしてもらうのが良いでしょう。
追記|実体験から「出生届」は何も書かないで送った方がいい!
筆者の実体験を少しお話しすると、
必要な書類を揃えて、日本の実家まで送り、親に手続きをしてもらいました。
親が役所に行って手続きをしてくれたんですけど、
「出生届」に書き間違いがあったようでその修正が面倒だった…とのことでした。
そのため、何も書いてない「出生届」も一緒に送ると良いと思います。
必要書類さえ揃っていれば、問題なく役所の方で受理をしてくれます。
「出産一時金」の受け取りと「児童手当」の申請について
台湾で出産をすると、「補助金(出産一時金)」がもらえます。
出産一時金に関しては2種類あります!
・年金加入者がもらえる補助金
(対象者は2つとも受け取れます。)
住んでいる県からもらえる補助金の金額に関しては、
上記のようになっています。
・どこに住んでいるかによって金額が変わります。
(※画像では、補助金の額が高い順になっています。)
例えば、「桃園」に住んでいる方であれば、3万元の補助金(出産一時金)がもらえますが、
「台南」に住んでいる方は、6千元になります。(かなり差があります。)
県/市による「出産一時金」は、「出生証明」を持って行った時にその場で受け取れます!
筆者は「出産一時金」として3万元を受け取ることができました。
(上記のような感じで、現金でもらえます。)
大体、出産費用とほぼ同額という感じでしたね。
年金を納めている方は国から36,000元の出産一時金があります。
さらに、「年金を納めている方」は、
国から一律36,000元の補助があります。
(※こちらも法改正によって金額が変わることがあります。)
筆者は、外国人ですので年金は納めてないんですけど、
奥さんが年金を支払っていますので、国からも出産一時金を受け取ることができました。
国からの補助金は、「出生証明を持って行ったときに申請」をすることができます!
(国からの補助金は、後日銀行口座に振り込まれます。)
なお、「郵便局」の口座しか使えないようです。(郵便局の口座と印鑑が必要です。)
簡単に流れを解説しておきます!
出産後、「戶政事務所」で手続きをすることになります!
持ち物は「出生証明」「口座(郵便局)」「印鑑」が必要になります。
この時に、台湾での「出生の手続き」と「補助金の申請」をします。
・国の出産一時金:後日、郵便局の口座に入金
あとは、「日本での出生手続き」と「児童手当を受け取るための手続き」が必要になります!
児童手当は毎月5,000元の補助になっています。
続きまして、児童手当の話になります。
手続きは「鎮公所」でできます。
(※2022.8から月/5,000元になりました。以前は3,500元でした。)
期間としては、6歳まで(小学校に上がるまで)のようですね。
「児童手当」は、毎月郵便局の口座に振り込まれます。
「台湾の幼稚園の「学費」と「補助金」について」の記事でも補助金について少し書いています。
まとめ|台湾で出生届、出産一時金、児童手当の金額と申請方法の解説
日本での出生届の提出に関しては、
多くの台湾在住ブロガーが体験談を書いていますので本記事では省略させていただきました。
「出産一時金」に関しては、「住んでいる県/市」と「国」から受け取ることが可能です!
筆者の場合は、合計で66,000元の出産一時金を受け取りました。
「児童手当」に関しては、月/5,000元受け取ることができます。
出産後は、必ず「出生の手続き」と「補助金の申請」を行ってください!
ということで、今回の話は以上になります。