今回は、台湾で仮想通貨を売却すると”税金(税率)ってどうなってるの?”という話をしたいと思います。
・台湾在住で仮想通貨の取引をしている人
・仮想通貨を台湾ドルに変えている人
上記のような方は、ぜひ、参考にしていただけたらと思います。
なお、仮想通貨の税金に関しては、台湾はまだまだ法整備が整っていないようで曖昧な部分もありますので参考程度にお願いします。
考察|台湾で仮想通貨の取引をすると税率は何%なの?
台湾で仮想通貨の取引をすると、税率はいくらです!みたいな法律は…結構調べたんですけど、
現状は日本と同じくまだ無いようなんですよね…
で、日本の場合は、仮想通貨の収益(所得)に対する法律がないことから、
仮想通貨による所得は雑所得扱いで最大55%の税金がかかると思うんですけど、
(雑所得は、「所得税45%+住民税10%」が最大です。)
台湾の場合も、仮想通貨に対する法律がありませんので雑所得に分類される可能性がありますね。
上記のように、台湾でも日本と同じように所得の分類があるようです。
仮想通貨の収益は「其他所得(雑所得)」にあたる可能性があるんですけど、
”もしかしたら、仮想通貨って非課税?”という可能性もありますのでその点についても解説しますね。
その前に「其他所得」の方を少し…
「其他所得(雑所得)」の税率に関しては、15%か20%になる感じだと思います。
仮に、仮想通貨の収益が「雑所得」扱いだったとしても、日本よりは税金を抑えることができるでしょう。
税金はいつ発生するのか?残念ながら、全くわからない!
仮想通貨の税金がいつ発生するのかは…不明です。
例えば、日本であれば1万円分の仮想通貨を購入してそれが3万円になった時に売却をしたら、
2万円分が課税対象になると思うんですけど、
仮に、日本の仮想通貨取引所で1万円分の仮想通貨を購入して、
その仮想通貨を台湾の取引所で売却をして、3万円分の現地通貨を受け取ったとすると、
2万円分が課税対象なのか、それとも3万円分なのか?ってことが全くわからないんですよね。
日本の確定申告は、資料をこれでもか!ってくらい揃えると思いますが、
台湾の場合は居留証に収入の全てが記録されていますので、
その居留証を税務局に持っていくと、一瞬で納税額がわかる!(みたいなんですよね…)
そのため、仮想通貨の取得単価の証明って無理なんじゃないのかな?なんて思っています。
最も最悪なのは、売却額に20%の税金がかかることですね…
1万円で買った仮想通貨を3万円で売ったとして、3万円分が利益として課税されるケースです。
もし、取得単価の証明が難しく、無駄に税金が発生するのであれば…
円→仮想通貨→台湾ドルの流れで台湾ドルを手に入れる方法は微妙です。
と言っても、筆者の場合は資産のほぼ全てをETHに変えていますので、仮想通貨→台湾ドルしかできないんですよね…
もしかして非課税?「BitoEX」で仮想通貨を売却するとレシートが発行されます。
台湾には「BitoEX」という、仮想通貨の販売所がありまして、
その販売所で、仮想通貨(BTC・ETH)を売却すると、
なぜか、レシート(發票)が発行されるんですよね…
もし、「仮想通貨を売った≒売却益」って考えではなく、
台湾ドルを買った、もしくは交換をした!って考えなら、
コンビニでコーヒーを購入するようなものですので非課税?って可能性もあったりするんですよね。
(正確には非課税ではなく、消費税?)
実際、仮想通貨を売却する時に手数料が取られていますので、
その手数料に消費税が含まれているのかも!?
・取引所「BitoPro」→売却益が課税対象?
ただ、情報が少なすぎてよくわかりません!
仮想通貨の税金は確定申告をすればわかる!居留証を見せるだけ!
台湾では5月に確定申告があるんですけど、確定申告をすれば…全てがわかると思います。
筆者の場合は、台湾の企業で働いているわけではありませんので、
確定申告に行って、もし税金が発生したら…
それは仮想通貨の売却により発生した税金だと思います。
【重要な追記】台湾では仮想通貨の取引は非課税でした…
【重要な追記です。】
上記で、色々と曖昧なことをたくさん書いたんですけど、
”待てよ!仮想通貨の取引所のページに税金に関する情報が記載されているのでは?”
って、今更ながら思ってしまったので、台湾の取引所のページをくまなく探しました!
重要なのは一番下の一文でして、
「因目前虛擬通貨在台灣還沒有明文的法律規範 ,虛擬通貨買賣或提領至銀行並無稅法上規定需報稅」って書いていますね。
簡単に翻訳をすると、
”今は、仮想通貨に対する明文化された法律がないため、
仮想通貨の売買や銀行送金では税金の申告は必要ありません。”
(2021.3現在)上記のようになっています。
つまり、現状は非課税だという感じです。
ということは、(日本の)非居住者で台湾在住の方は、仮想通貨の取引で稼いでも税金は取られない!これは日本人にとって大きなチャンスだと思います!
まとめ|【台湾生活】台湾の仮想通貨の税金ってどうなってるの?
今回は、台湾の仮想通貨の税金って”税率は何%なの?”みたいな話をいたしました。
結論は、台湾は仮想通貨の法整備が追いついていないことから、課税できない!と言うことみたいです。
心配な方は、確定申告をしておけば、脱税にはならないのかな?とは思いました。
(台湾での収入は、全て居留証に記録される仕組みですので…)
ということで、今回は、台湾の仮想通貨の税金ってどうなってるの?という話をいたしました!
(追記:確定申告に行ってきました!)
実際に台湾で確定申告をしてきました!
結論だけお話ししたいと思うんですけど、仮想通貨取引の利益は…本当に非課税でした。
(※2022年現在は非課税ですが、今後のことは分かりません。)
詳しくは、以下で確認してください。
株投資の税金や基礎控除の話なんかもしています。