今回は、台湾の出産費用について、
実際に台湾で出産を経験した筆者が、
(出産をしたのは台湾人の奥さんですが…)
ざっくりと計算をしたい思います。
総合病院は安い!個人の産婦人科は出産費用が高いです!
はじめに病院選びについて書きます。
筆者の奥さん(台湾人)は、
家から車で20分くらいのところにある、
大きな病院で出産をしました。
産婦人科とか、小児科とか、眼科とか、歯科とか…
まあ、総合病院ですよね。
コロナワクチンの集団接種の会場になっていたり…
みたいなくらい大きな病院でした。
”どうして片道20分もかかる病院を選んだのか?”
というと、
産婦人科の評判が良かった!
という理由もあるんですけど、
個人経営の産婦人科を選ぶと、
出産費用が倍近くかかってしまう…
ってことみたいなんですよね。
ということで、
妊娠したかな?と思ったら、
総合病院に行くのが良いと思います。
(途中で病院を変えるのは面倒なため…)
定期検診の頻度と費用っていくら?
ここからは、ざっくりとですが、
出産にかかる費用について書きたいと思います。
まず、定期検診に関しては、
28週までは月に一回でした。
健康保険の適用がありますので、
一度の診察費用は150元ほどでしたね。
28週からは、2週間に一度の通院に変わり、
36週からは、毎週病院に行く感じでした。
健康保険の適用外診察があります。
健康保険の適用ができない、
自己負担の診察もいくつかありましたので、
以下で紹介しておきます。
[aside type=”boader”]・詳しいエコー検査:3,300元
・出産前検査:9,000元
(「陽性」の場合は、羊水検査が必要です。)[/aside]
赤ちゃんの詳しい検査は、
エコー検査の詳しいバージョン!ということで、
臓器のチェックや、
体に異常がないかを詳しく調べてくれます。
出産前検査というのは、
染色体異常などの検査になります。
日本では高齢出産に限って、
行っている検査みたいなんですけど、
台湾の場合は、ほとんどの人がするみたいです。
(筆者の奥さんは29歳です。)
で、筆者の奥さんは、
出産前検査でまさかの「陽性」!?!?
となってしまったんですよね…
アウトかセーフ!みたいな検査結果なのではなく、
正常値よりも数値が3ほど高い結果…
ってことでしたので、
念のために羊水検査を行いました。
羊水検査は、通常8,500元するようでしたが、
出産前検査で「陽性」となった方がする場合は、
国からの補助がありまして、
3,500元で受診することが可能でした。
※病院によって検査費用が違うこともありますので、
参考程度にしていただけたらと思います。
※定期検診で150元以上かかる日もありました。
(血液検査やワクチン接種なんかもあります。)
ということで、
出産前の検診費用は、
ざっくりとですが20,000元ほどでした。
出産費用は保険適用で、ほぼほぼタダでした!
出産(手術?)の費用に関しては、
ほぼ全て保険適用でした。
(ちなみに、自然分娩でした。)
唯一、麻酔の費用が自己負担でして、
6,000元ほどかかりました。
麻酔の量によって金額が変わるようです。
その他には、出産後の診療費や薬代が少し取られる感じですが、
健康保険の適用がありますので、1,000元もしませんでした。
(3日間の入院時の診察代と薬代です。)
お部屋(個室)と食事代が一番高かったです。
台湾では出産後、
3日間入院をすることになります。
(※出産方法によって日数は異なります。)
お部屋に関しては、
3人部屋、2人部屋、個室がありまして、
3人部屋は保険適用なので無料。
2人部屋は日/3,500元、個室は日/6,000元でしたね。
筆者は生まれた赤ちゃんと同室で過ごす!
みたいな選択をしましたので個室一択でした。
赤ちゃんとの同室を選ぶと、
退院の時におむつと妊婦用のクッションを貰えましたね。
3日間の入院費用は18,000元でした。
あと、食事代が3日で3,750元でした。
(量が多かったため、2人で食べました。)
その他、赤ちゃんのおむつが足りなくなったり、
ウエットティッシュが足りなくなったりすると、
病院のものを使う必要がありますので、
「材料費」ってことで2,500元ほどかかりましたね。
ってことで、
出産+産後の入院費用は約30,000元でした。
赤ちゃんは「黄疸」のため検査入院を一週間しました。
奥さんは3日間だけの入院でしたが、
赤ちゃんは「黄疸」のため、
10日間ほど検査入院をしました。
その費用が7,000元ほどかかりましたね。
健康保険の適用がありましたので、
思っていたよりも安かったです。
筆者と奥さんは、
赤ちゃんが入院している間に、
出生届の提出と、補助金の申請を行いましたね。
出生届の話と補助金の話は、
「台湾で出生届、出産一時金、児童手当の金額と申請方法の解説」
上記にまとめました。
まとめ|台湾の出産費用はいくら?定期検診、出産、検査入院は高いの?
今回は、実際に台湾で出産を経験した筆者が、
その費用についてざっくりとまとめてみました。
[aside type=”boader”]費用のまとめ
・出産前検査費用:20,000元
・出産・入院の費用:30,000元
・赤ちゃんの検査入院費用:7,000元
合計:57,000元(約230,000円ほど)[/aside]
さっくりと、上記のような感じです。
総合病院なのか個人の産婦人科なのかによって、
費用は大きく変わりますので注意が必要です。
ということで、
今回の話はこの辺で!